図-1 長崎県下の共同漁業権データベース(全範囲)
図-3 共同漁業権DBの拡大図
図-2 共同漁業権DBの県南地区の一部

<共同漁業権データベース>
 長崎支所ではGISの高い潜在能力に着目し、長崎県内沿岸域に免許されている全ての共同漁業権(免許件数250)の範囲をプロットしたデータベースを作成しています。作成に際しては、免許の写しを参考にして、国土地理院発行1/25,000数値地図上になるべく忠実に基点をプロットし、方位・距離計算等を行い、共同漁業権の範囲を作図しています。但し、皆様もご承知のとおり、共同漁業権図はまだ測位技術が発達していなかった時代に作成された手作業原図を元にしているため、正確な基点位置を特定するには不明確な記載内容が多く、方位・距離計算等も昔ながらの方法によっています。従って、例えば境界線付近において、現在地が共同漁業権の内か外かを判断することは大変困難です。今後、現地踏査により基点の緯度経度をD-GPSで計測し、それから座標計算を行い、実用精度の向上を図る必要性があるのではないかと考えています。本データベースの基本仕様としては、表示の拡大縮小は無制限、距離・方位・面積計算も可能、修正・情報付加も自由、現場でのナビゲーションも可能・・・等々となっていますから、実用性はきわめて高いと思います。「担当:漁場開発部(桑本)」